2017年1月20日金曜日

~初釜~ 茶道クラブ

 
 
 お正月を迎えて、クラブの皆で新年のお祝いということで初釜をさせていただきました。
本格的に席入りから、待合で皆が揃ってから手を清めてお茶室へと進みます。先生から新年のあいさつがありました。
 
 
 


 つづいてお炭手前です。茶を点てる為の湯をここで沸かす為、炭火が熾らないと手前になりません。責任重要です。炉中の炭を皆で拝見、香合は酉年にちなんで雉。軸は蓬莱五彩雲 仙人が住むという蓬莱山に五色の雲がかかるという縁起のよいことから、皆様の上に良い縁が訪れるようにという、とてもありがたい軸がかかっていました。
 

 












 料理は本懐石でいただきました、佐藤先生からお酒を酌して頂いて、恐縮至極に存じます。



 中立の様子、炭には無事火がついたようです。茶道には初座と後座があり陰と陽にわけられ、しつらえも道具も変化させてコントラストを表現します。この演出がおもてなしで、客は中立で一旦茶室を出て、後座にむけての準備を待合で整えます。だいぶリラックスして中休みみたいにみえますが・・・。














 
 濃茶、薄茶と進んでいきます。最初の緊張からだいぶ場が和んで笑顔がみられます。
 



無事終了、皆で新年を迎えることができ、よいスタートをきることができそうです。今年も一年茶道クラブ一同でがんばっていきたいと思います。佐藤先生、酉とおめでたいお正月のしつらえの数々、ありがとうございました。

                                                           H29.1.5

2016年8月2日火曜日

【茶道クラブ】  ~食礼~

 
今回は佐藤先生が日本料理の食礼をおしえてくださるとのことで高松の桂川まで行ってきました。
 
予約時間丁度くらいにいかないと準備の関係もあるので、(店によっては入れてくれない場合もあり)皆で駐車場で待ち合わせて時間ぴったりに入って行きました

 
店の外に暖簾が掛けてありました。暖簾とは商店の入り口などに営業を示すために掲げられるものであるため、暖簾が掛かっていなければまだ営業準備ができていないことなので、ちゃんと暖簾をくぐって行きました。
 
よくある「営業中」とか「準備中」の看板のかわりですね。

 
 
 店に入ってここから靴を脱いで通された座敷へ入っていきます。靴は茶道で習う通りまっすぐ前を向いて脱いで、それから向きを変えて靴の向きを変える。
 
 お尻を向けて脱ぐことはしません。下足番がいれば直してくれるのでそのままあがります。座敷なのでお茶室とおなじ白いソックスがベストですが、素足でなければ失礼にはあたらないかと思います。
 
 座敷の席順はお茶と同じ、床の間に近い席で左側かもしくは庭が見える場所が上座です。下座は入口に近い席。床の間には絶対上がってはならないので(お茶室と同じ、軸や床飾りは高価な物が多いです)鞄もおくのはタブーです。鞄はサービスの方が通れるように自分の足元に置くか、指定された場所におくようにします。今日の軸は「鬼やらい」。豆が一粒だけかかれているのですが、これを桃の種とみれば軸の右側に桃太郎を連想することができるため「昔話」。見る人によって右側の空白部分の物語が広がる安食ひろ先生の作品です。小さい子供を連れてくる場合は床に上がらないでじっと席に座っていられる年頃になってからがいいでしょう。お部屋はお茶室同様お香が焚かれていました。
 
 料理が運ばれてきたらナプキンは膝の上に広げます。御箸に帯が付いているので、一本ずつ抜くとはずせます。ちぎってとるのはやめましょう。
  日本料理は器が高価だったりするので、指輪などの装飾品はお茶のときと同様、はずした方が無難です。結婚指輪以外は外して伺いましょう。
  まずはつきだしにふくさ蛸と叩きオクラとトマト酢。蛸をたべやすいようにふくさに包丁を入れてありました。
 

 
煮物椀もお茶と同じ、蓋をあけて香りをまず楽しみます。香水は日本料理の大切な香りの邪魔となるのでつけていかないのがマナーです。
 
器と箸の取り方はまず器を取って左手に持ち、箸を右手で取ります。鱧と蓮根餅のお椀。暖かいうちに頂き、終わったら蓋をしておきます


 

 お造りは鯛ととろ。白身の魚は加減酢、赤身の魚はしょうゆと二種類。山葵はしょうゆに溶かさずに刺身の上に少量のせていただきます。
 
 穂紫蘇は箸でしごいて醤油の中に入れていきます。薄い味から濃い味のものへと食べると料理の繊細な味を丁寧に味わうことができます。この場合は白身の鯛→赤身のとろとなります。



 
 自家製胡麻豆腐、木のスプーンがついていますが、スプーンでは胡麻豆腐を一口に分けるのが困難なため、箸で頂いて、最後にスプーンで残ったたれをいただきます。
 
 手間をかけてよく練られているので、感謝をこめてたれまで残さず頂きました。
 
 八寸は季節ごとの味覚を取り入れ、日本料理らしく美しく盛られていました。
 
 まずは視覚で楽しんで、そのあと舌で味わう。いちじくやとうもろこし、琵琶の種に鰻や鱧など山の幸海の幸がとりいれられているのはお茶と同じです。

  



 
 
 炊合せは豚の角煮のジャガイモあんかけと冬瓜。暖かいうちに頂きます。
 
 この後ご飯となりました。大将がよそってくれるのでそれに従います。
 
 料理屋さんではサービスの方によそってもらうのがお茶との相違点です。遠慮なくおかわりもついでもらいました。
 

デザートに桃とトマトのアイス。糖度の低い桃が手前に盛られているので桃から先に食べます。
 
デザートの後に番茶が運ばれてきました。食事の後口を消す役割があり、お食事終了となりました。

2016年6月29日水曜日

【茶道クラブ】 ~お茶事~



 今日はクラブの皆でお茶事をさせていただきました。初めてのことなのでおもてなしの勉強です。お茶で人をお招きするということを一から佐藤先生に教わりながら、お客様には会社でお世話になっている方々に足を運んで頂きました。案内状を書くのも筆で一苦労があり、6名のお客様が決まりました。暑い時期で先生の配慮により立礼でのご案内です。
当日の準備、作法通り門前に打ち水をします。水で場を清めるということで、すべての準備がととのい、客を迎えてもよい状態になってはじめて水をうつ、客は玄関に水が打ってあるのを確認して入っていくのだそうです。夏はよほど気をつけないとせっかくの打水が乾いてしまいます。御膳の椀にも露打ち涼感を出します。渇ききったものをきらう茶趣は御膳の箸も湿らせておきます。茶席では水をあげた花がかならず飾られています。生を感じられる花があって、水がある、お茶にとっては重要な心意気です。

 






 料理は本懐石で料理人の方にお願いしています。作っていただいて運ぶだけなのですが、ご飯椀は左、汁椀は右というように器を置く位置にすべてきまりがある。普段意識していないと戸惑ってしまいます。取箸は湿らせた青竹、竹は古くなってくるとどんどん乾燥して色が飛んでしまいますから、真新しい青竹を用いるのというのはおもてなしの表れです。
 
 
 
 主菓子は上用饅頭の鮎。上用饅頭は楊枝を使わずに手で割って頂きます。

 
 
 
 
 
 お茶碗はベルリンの壁の呼び継ぎを使わせて頂きました。安食ヒロ先生作で銘は喝采・歓喜。ベルリンの壁崩壊のニュースは生涯で一番歴史が動く実感がわいた出来事でした。ドイツ市民の歓喜と世界中の喝采。この歴史が繰り返されることのないよう一椀のお茶碗に壁を留めました。忘れてはならないもの、歴史・文化・礼儀作法。歴史を学んで未来を描き、文化を学んでその成り立ちを理解し、礼節をもって尽す。それらを毎月この教室で学ばせていただいています。
 
 
 
H28.6.23

 

2016年1月18日月曜日

【あ☆れんじクラブ】♪活動報告♪

皆さん、あ☆れんじクラブです(^^)
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします~

早速ですが、直近3ヶ月の活動をまとめて報告したいと思います。


H27年11月はクリスマスのホワイトアレンジ!
プリザーブドフラワーを使った永久保存版です(写真はクリスマスっぽく加工しました)
 
 
続いて、12月はお正月のアレンジです~
 
 
最後に、1月は『春の花』というテーマで、トライアンギュラーを挑戦してみました~
【トライアンギュラーとは、三角形に構成されたアレンジメントのことです。】